管理人の勤務する会社は、企業型DC制度があり管理人も利用していて、この時期は、1年に1度企業型DCの拠出額を変更可能です。
今までは意識しなかったのですが、今年は10月からの「全員iDeCo」を見据える必要があり、対応を悩んでいます。
というのも、管理人が勤務する会社では金額による拠出額変更ができず、割合でのみ可能で、しかも25%刻みです。
どうするのが良いか悩んでいます。
今日は、管理人が何を悩んでいるのか、税制面・選択商品等からピックアップしました。
1)税制面
まず、税制に関してはマッチング拠出もiDeCoも変わりません。
マッチング拠出もiDeCoも給与として受け取った金額を拠出するため、社会保険料は発生します。
一方、企業が拠出する掛け金は給与扱いとならないため、どちらも節税が期待できます。
企業型+マッチング拠出 | 企業型+iDeCo | |
社会保険料控除 | 企業型部分のみ控除 | 企業型部分のみ控除 |
小規模企業共済等掛金控除 | 〇 | 〇 |
所得税 | 〇 | 〇 |
住民税 | 〇 | 〇 |
2)その他経費
マッチング拠出は企業型DCに加入者掛金を追加するため、同じ口座で運用しますが、iDeCoは企業型DCと異なる口座で運用するため、口座管理料が発生します。管理料は金融機関により異なります(\176~)。
企業型+マッチング拠出 | 企業型+iDeCo | |
口座管理料 | なし | あり |
3)選択できる商品
マッチング拠出は会社の福利厚生で実施されている制度を利用するため、会社が決めた運用商品から選択することになります。
iDeCoは自分で加入した金融機関で扱っている商品を選択することになります。
結果、iDeCoのほうが選択肢の幅が広くなります。
企業型+マッチング拠出 | 企業型+iDeCo | |
商品選択 | 企業の委託運営管理機関が選定する運用商品の中から選択 | 金融機関を自分で選び、扱う商品の中から運用する商品を選択 |
管理人が加入する企業型DCの商品は、インデックス型でも0.3%とやや信託報酬が高く、ギリギリ許容範囲だと思いますが、これが悩みの種です。
iDeCoもマッチング拠出も老後資金のため長期投資前提なので、出来るだけ信託報酬が低いほうが良く、そのためにはiDeCoのほうが選択肢多いのですが・・・
4)管理人の現時点の考え
iDeCoは信託報酬が低い商品を選べるメリットがありますが、iDeCo用の証券口座が必要となります。口座開設までの期間も2~3か月程度必要で、ネットで完結できない書類のやり取りが発生します。
また、管理人は会社員なので、会社に書類を記載してもらう必要があります。
信託報酬もギリギリ許容範囲なので、マッチング拠出で良いかな・・・と考えています。
iDeCoを選択したほうが良いケースは、管理手間が気にならず、FIRE等で勤めている会社を退職することを考えてる人でしょうか。
企業型DCとiDeCoで悩む方は、以下の記事を参考にしてはいかがでしょうか
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