【2026年版】クレカ積立の還元率を証券会社5社で比較〜条件が複雑になった今の選び方

2026クレカ積立比較 証券会社情報

去年調べた還元率が、今年もそのままとは限りません。2025年から2026年にかけて、SBI証券・マネックス証券・三菱UFJ eスマート証券が相次いで条件を変えました。「一番お得なのはどこか」を調べ直すたびに数字が動いている状態です。

この記事では、2026年8月時点の主要6社の還元率と、その条件を整理します。表の数字だけでなく「その還元率を受け取るために何が必要か」まで書きました。

2025年から2026年で変わった3点

先に差分だけ押さえておけば、去年の記事を読んだ人は読み飛ばせます。

三菱UFJ eスマート証券は、2026年7月指定日分から三菱UFJカードでの積立を大幅に拡充しました。ゴールドは最大2.0%、プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは最大7.0%です。

マネックス証券は逆方向へ動きます。2026年10月買付分から、マネックスカードの還元にショッピング利用額の条件が付きます。同時に年会費は永年無料になりました。

SBI証券は上乗せの仕組みが増えました。Olive口座の残高に応じた上乗せが2026年5月買付分から、Olive資産運用サービス申込者向けの特典が7月買付分から始まり、公称の上限は「最大6%」になっています。

主要6社の還元率一覧

証券会社 主な対応カード 貯まるポイント 基本の還元率
SBI証券 三井住友カード(NL)・Olive Vポイント 0.5%
(前年10万円以上の利用が条件)
三井住友カード ゴールド(NL) Vポイント 0.75%(前年10万円以上)
1.0%(前年100万円以上)
三井住友カード プラチナプリファード Vポイント 1.0%
(年間300万円以上で2.0%、500万円以上で3.0%)
楽天証券 楽天カード 楽天ポイント 0.5%
1.0%(代行手数料0.4%以上のファンド)
楽天ゴールドカード 楽天ポイント 0.75%
1.0%(代行手数料0.4%以上のファンド)
楽天プレミアムカード 楽天ポイント 1.0%
マネックス証券 マネックスカード マネックスポイント 最大1.1%(5万円まで)
dカード/GOLD dポイント 1.1%
dカード PLATINUM dポイント 最大3.1%
三菱UFJ eスマート証券 三菱UFJカード グローバルポイント 0.55%
三菱UFJカード ゴールド グローバルポイント 1.1%(条件達成で最大2.0%)
au PAYカード/ゴールド Pontaポイント 0.5%/1.0%
松井証券 JCB一般カード J-POINT 0.5%(積立以外に月5万円以上の利用)
JCBゴールド以上 J-POINT 0.5%/1.0%(同上の条件達成時)

積立の上限は各社とも月10万円です。NISAのつみたて投資枠(年120万円)をクレカ決済だけで使い切れます。

SBI証券:使わないカードだと0%になる

三井住友カードの還元率は、前年のカード利用額で決まります。
一般カード(NL・Olive)は前年10万円以上で0.5%、10万円未満だと0%です。
ゴールド(NL)は10万円以上で0.75%、100万円以上で1.0%になります。

注意したいのは、クレカ積立の金額が「年間カードご利用金額」に入らない点。
月10万円を12か月積み立てても、判定上の利用額はゼロのままです。積立専用にカードを作って普段使わない人が、いちばん損をする設計になっています。

2026年に増えた上乗せは、いずれもOlive前提です。円普通預金の残高に応じた上乗せ(最大+0.5%)と、Olive資産運用サービスの申込者向け特典(最大+2%)。公称の「最大6%」は、この両方を含んだ数字と考えてください。一般的な会社員が到達できる水準ではありません。

投資信託の保有でもらえる投信マイレージは、主要インデックスファンドで見ると他社より高めです。積立時の還元率だけで判断すると、SBI証券を過小評価することになります。

楽天証券:ファンドの代行手数料で還元率が変わる

楽天証券は、信託報酬のうち販売会社が受け取る「代行手数料」で還元率を分けています。
年率0.4%以上のファンドは1%~2%、0.4%未満のファンドはカードの種類次第で0.5%~2%です。

オルカンやS&P500といった低コストのインデックスファンドは、たいてい0.4%未満に入ります。つまり一般カードなら0.5%、ゴールドで0.75%、プレミアムで1.0%。
プレミアムカードは年会費11,000円なので、月10万円積み立てても年12,000ポイントで、年会費とほぼ相殺されます。

クレカ積立とは別に、楽天キャッシュ決済で月5万円まで積み立てられます。
楽天カードから楽天キャッシュへチャージすると0.5%が付くので、合計で月15万円まで還元対象にできます。

マネックス証券:2026年10月に条件が変わる

マネックスカードの還元率は積立額で段階的に下がります。
5万円以下が1.1%、5万円超7万円以下が0.6%、7万円超は0.2%。10万円を満額積み立てると、ならして0.73%です。

2026年10月買付分から、ここに「積立以外の月間ショッピング利用額」の条件が加わります。
月5万円以上で1.1%、1万円以上5万円未満で0.55%、1万円未満だと0%。年会費が永年無料になる代わりに、使わない人からは還元を取り上げる形です。

dカードは条件がゆるく、年会費無料のdカードでも5万円以下なら1.1%、GOLDならNISA口座で一律1.1%になります。
ドコモのポイ活プランを契約していれば、さらに1.0%上乗せされます。2026年からはJCBオリジナルシリーズでの積立にも対応しました。

三菱UFJ eスマート証券:今回いちばん動いた会社

2026年7月指定日分から、三菱UFJカードでの積立還元率が引き上げられました。
一般カードで0.55%、ゴールドとプラチナは通常1.1%。条件を満たすとゴールドは最大2.0%、プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは最大7.0%まで届きます。

ただし最大値には、ポイントアップ特典へのエントリー、三菱UFJ銀行口座の設定、年間カード利用額といった条件が重なります。プラチナの年会費は22,000円です。三菱UFJ銀行をメインバンクにしている人以外は、通常還元率で判断するのが無難でしょう。

従来のau PAYカードも引き続き使えますが、三菱UFJカードとの併用はできません。KDDIとの資本関係が薄れた流れを考えると、今後の主役は三菱UFJカードになりそうです。

松井証券

松井証券のJCBカード積立は、一般カードなら積立以外で月5万円以上使って0.5%、ゴールド以上なら同条件で1.0%です。条件を満たさない一般カードは0%になります。2026年にOki DokiポイントはJ-POINTへ名称が変わりました。

松井証券の本命は、積立の還元より投信残高ポイントです。毎月エントリーすれば、保有残高に対して年間最大1%が貯まります。低コストのインデックスファンドでも他社より高い水準です。

結局どこを選べばいいか

還元率だけを追うと、毎年カードと証券会社を乗り換えることになります。2021年から2026年までの変更を並べると、上がった年もあれば下がった年もある、というのが正直なところです。
ポイントはオマケで、制度はいずれ縮小するものと考えています。

判断の軸は3つあります。すでに持っているカードで積み立てられるか、そのポイントを普段使えるか、投信の保有中にもポイントが貯まるか。この3つが揃っていれば、積立時の還元率が0.2%違っても大きな差にはなりません。

管理人はSBI証券をメイン、楽天証券をサブで使っています。三菱UFJ eスマート証券はカブドットコム証券の時代に開設しましたが、証券会社集約のため現在は使っていません。

まずは今使っているカードの前年利用額を確認してください。SBI証券の一般カードなら10万円、マネックスカードなら10月以降は月1万円が分かれ目です。この数字を下回っていると、還元率は0%になります。カード明細を開いて年間の利用額を見るところから始めましょう。


投資判断は自己責任でお願いします。
還元率や条件は各社の判断で変更されるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください(本記事は2026年8月時点の情報です)。

コメント