この記事では、SBI証券に新たに追加されるファンド「SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)」について解説します。管理人の当ファンドに対する考え方も最後に記載します。
この記事がおすすめな人
・株式投資だけでは不安があり、守りの資産として債券を資産に入れたい人
・株式/債券のリバランスを自分で行うのが面倒な人
新ファンド設立
SBI証券に新たなファンドが追加されるとのことです。
今回は、今までのバンガードに投資するのではなく、ブラックロックのiシェアーズシリーズに投資するファンドを設定するようです。
SBI・Vシリーズに対応しないので、SBI・iシェアーズという名称がついています。
「SBI・i シェアーズ・米国バランス(2 資産均等型)(愛称:まるっと米国)」募集のお知らせ (SBI証券)
SBI・Vシリーズと異なり、米国債と米国株に均等に投資をするバランス・ファンドで、楽天・インデックス・バランス・ファンドが類似商品になります。
ファンドの特徴
・米国株式「i シェアーズ・コア S&P500 ETF」と米国総合債券「i シェアーズ・コア米国総合債券市場 ETF」に均等に投資をするバランス・ファンド
・信託報酬は年 0.0978%~年 0.0998%程度程度
・募集開始は2022年3月7日
最近の市場の動きに不安を感じている方にとっては、このようなバランスファンドは選択肢の一つになります。
懸念
投資対象が米国だけという点、さらに為替ヘッジなしという点が気になります。
恐らく、「為替ヘッジあり」の場合、米ドルと円の金利差分のコストがかかるため、「為替ヘッジなし」となったと想像しますが、「為替ヘッジなし」が金利変動より大きい為替レート変動のリスクを保有するということは理解したうえで購入する必要があります。
ドルが対円で下落する場合は、「為替ヘッジなし」のリターンは「為替ヘッジあり」より低くなります。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)は資産額200億を突破していますが、均等型は34億と伸び悩んでいます。
正直、このファンドに人気がどれだけ集まるのか?という点が懸念されます。
管理人の新ファンドの扱い
管理人は上記理由により、外国債券は現状不要と考えています。このファンドは様子見です。
ちなみに、ファンド設定を記念し、期間中に同ファンドを10万円以上約定した顧客を対象に、抽選で現金をプレゼントするキャンペーンも開催されています
総額400万円!SBI・iシェアーズ“まるっと米国”設定記念キャンペーン
コメント