【いま買われているファンドは?】投資信託 資金流入ランキング2022(上半期)

資金流入ランキング 資産形成

昨日の日経新聞に2022年上半期の投資信託資金流入ランキングが公開されていました。

投資信託の資金流入ランキング、10年前とは様変わり(日経)

それによると、10年前の2012年とランキングが大きく変わっていたとのことです。

投資信託 資金流入ランキング

2022年上半期の投資信託資金流入のランキング

こちらが2022年上半期の投資信託資金流入のランキングです

ファンド名 運用会社 資金流入額
(億円)
AB・米国成長株投信Dコース(為替H無) 予想分配金 アライアンス 3,683
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際 3,528
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 三菱UFJ国際 1,809
AB・米国成長株投信Bコース(為替H無) アライアンス 1,502
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド SBIアセット 1,452
楽天・全米株式インデックス・ファンド 楽天投信 1,438
ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド AMOne 1,386
キャピタル・インベストメント・カンパニー・ICA  キャピタル 865
フィデリティ・世界割安成長株 Bコース(為替H無) フィデリティ 853
10 ダイワ J-REITオープン(毎月分配型) 大和 772

※Quick資産運用研究所より

2021年上半期の投資信託資金流入のランキング

こちらは2012年の同ランキングです

ファンド名 運用会社 資金流入額
(億円)
ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし) 大和 3,065
野村豪ドル債オープン・プレミアム毎月分配型 野村 2,959
ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型) ピクテ 2,260
ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型) 大和 2,248
野村グローバル・REITプレミアム(通貨セレクトコース)毎月分配型 野村 1,877
日興JPM・アジア・ディスカバリー・ファンド JPモルガン 1,675
野村米国ハイ・イールド債券投信(豪ドルコース)毎月分配型 野村 1,001
野村新興国債券投信Aコース毎月分配型 野村 890
野村アジアハイ・イールド債券投信(通貨セレクトコース)毎月分配型 野村 757
10 アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(ブラジルレアルコース) アムンディ 552

※Quick資産運用研究所より

インデックスファンドが上位にランクイン

ファンドタイプでは、2012年と2022年で大きく変わっています

2022年 2012年
インデックスファンド 4本 0本
アクティブファンド 4本 1本
毎月分配型 2本 9本

大きく顔触れが変わり、2012年の上位ファンドは一つもランクインしていません。
ランクインしたインデックスファンドはおなじみのファンドばかりです。

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
・楽天・全米株式インデックス・ファンド

米国を含む全世界株式強し

投資対象も2012年と2022年で大きく変わっています

2022年 2012年
株式型 9本 2本
債券型 0本 5本
REIT型 1本 3本

と株式に人気が集まっています。そのなかでも米国と全世界株式は人気ですね。

個人投資家のリテラシーが高くなった

ランキングから想定できる通り、この10年間でインデックスファンドの資金流入が増えていますが、背景としてつみたてNISA制度の開始が大きく貢献していると思います。つみたてNISA開始後は運用会社の信託報酬の引き下げ競争が進みました。

結果、個人投資家の投資に対する敷居が下がったと思います。
資産形成にはインデックスファンドの長期投資が最適解だと気づいた人は、インデックスファンドに切り替えたり、最初からインデックスに投資していると思います。

一方、運用会社が売りたいアクティブファンドについては、資金流入の伸びが良くありません。
適切な情報をキャッチできる投資家は、アクティブファンドを選ばなくなったということでしょう。

管理人が投資するファンド

管理人が投資するファンドは幾つかあります。現在も積立投資を継続しているのは以下のファンドです。

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
昨年まで積立投資は、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」1つのみでしたが、今年の世界情勢の変化、地政学リスクを考慮し地域と銘柄の分散を実施しました。

 

ちなみに、当初「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を選択したのは、資産形成目標により早く近づけたいという理由からでした。S&P500があまりにも良い時期が続いたことも影響しました。

2022年は、2021年と異なり投資すれば儲かる・・・というマーケットではありません。それでも日本では超低金利のため、投資なしで資産形成するのは難しい状況です。

もし少しでも投資に興味がある方は、まずは知識を付けてみてはいかがでしょうか

 

投資信託について知っておくべき基礎知識(投資信託の仕組み、選び方、買い方、口座開設する金融機関の選び方、NISAやつみたてNISA、iDeCoなどの活用方法)が丁寧に書かれています。

まとめ

2022年上半期の投資信託資産流入ランキングについて触れました。10年前の2012年のランキングと比較して、インデックスファンドの資金流入が増えたこと、債券型ファンドから株式型ファンドにシフトしたことについて触れました。

これだけランキング入れ替わると、次の10年は現在ランクインしているファンドがどうなっているのでしょうか

 

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