松井証券のクレジットカードによる投信積立サービスが、2025年5月24日（土）よりスタートしました。
その還元率はカードの種類と決済金額によって異なります。
本記事では、
について解説します。
背景
サービス開始の背景には、新NISA制度への移行・非課税枠の拡充、他社でのクレカ積立人気、そして利用者への利便性・お得感の両立を目指す松井証券の姿勢があります。
サービス開始を記念し、「クレカ積立デビューキャンペーン」も実施されています。条件を満たすと松井証券ポイントの還元率が段階的にアップし、JCBカードのOki Dokiポイントと合わせて最大7.0%還元を実現できるチャンスがあります。
利用可能なカードブランドと還元率
松井証券のクレカ積立で利用できるのは、JCBが直接発行する「JCBオリジナルシリーズ」の個人向けカードのみです。
対象となるカードには、JCB CARD W/W plus L、JCB一般カード、JCBゴールド、JCBプラチナ、JCBザ・クラスなどのプレミアムカードが含まれます。
ただし、家族カード（本人名義でないもの）、法人カード、JCBブランドでも提携会社発行のカード（楽天JCBカードなど）は対象外です。
なお、登録できるカードは1枚のみで、一度登録すると一定期間変更できないため、慎重に選ぶ必要があります。
付与ポイントはJCBカード利用時に付与されるOki Dokiポイントです。ポイント還元率は、カードの種類によって異なります。
| クレジットカード | 月間カード利用額 | |
|---|---|---|
| 5万円以上 | 5万円未満 | |
| 【一般カード】 JCBカード S JCBカード W JCBカード W plus L その他一般 |
0.5％ | 0％ |
| 【プレミアムカード】 JCBゴールド JCBゴールド ザ・プレミア JCBプラチナ JCBザ・クラス |
1.0％ | 0.5％ |
月額カード利用額には電子マネーチャージ等対象に含まれないものが多いので
JCBの公式サイトで確認してください。
クレカ積立の設定については、松井証券のサポートサイトが参考になります。
主要ネット証券との比較
主要ネット証券（楽天証券、SBI証券、auカブコム証券）との比較から、松井証券のクレカ積立の特徴が見えます。
| 証券会社 | 利用可能カード | 最大還元率 （キャンペーン除く） |
積立上限額 |
|---|---|---|---|
| 松井証券 | JCBオリジナルシリーズ | 0.5〜1.0% | 10万円 |
| 楽天証券 | 楽天カード | 0.5〜1.0% | 10万円 |
| SBI証券 | 三井住友カード（NL等） | 0.5〜3.0% | 10万円 |
| マネックス証券 | マネックスカード | 0.73〜1.1% | 10万円 |
| auカブコム証券 | au PAYカード | 0.5〜1.0% | 10万円 |
還元率単体では他社と変わりませんが、投信残高ポイント（最大1.0%）との併用で実質還元率を引き上げることが可能です。
対象銘柄数は楽天やSBIよりやや少ない（約1,860本）ですが、NISA口座にしっかり対応しており、人気の低コストインデックスファンドなども取り扱っています。
最大7.0%還元 ポイント増量キャンペーン
条件達成で3ヶ月間のみクレカ積立時のポイント還元率が通常ポイントと合わせて最大7.0％になるポイント増量キャンペーンが実施される予定です。
| エントリー期間 | リリース日〜8月8日(金) |
| 適用期間 | 3ヶ月間 ※エントリー日によって適用月が決定 |
| 加算還元率 | 最大+6.0% |
| 条件判定タイミング | 各月1日〜最終日 |
| 付与ポイント | 松井証券ポイント |
適用期間は3ヶ月のみとなっているため、最大30万円に対して最大18,000円分の松井証券ポイントが付与されます。
貯まったポイントは、投信積立の支払い（100ポイント＝100円単位）に充当できます。これにより自己資金を抑えつつ投資を継続でき、複利の効果で資産を効率的に増やせる「ポイントを利益に変える仕組み」が実現できます。キャンペーン開始直後の今が、お得に始めるベストタイミングです。
5月24日からクレカ積立サービスが開始されるため、それと同時にエントリーもできるようになると思われます。
口座開設からクレカ積立開始までの流れ
松井証券でクレカ積立を始めるには、まず証券口座を開設します。
- 口座開設: 松井証券公式サイトでオンライン手続き。最短5分で申込完了、本人確認書類アップロード、eKYCで確認。約2～3営業日で口座開設完了メールが届きます。新NISAを利用したい方は、同時にNISA口座も申し込めます。
- クレジットカード登録: 口座開設後、「投信お客様サイト」にログイン。「クレジットカード積立設定」からMyJCBにログインし、JCBオリジナルシリーズの個人カード（1枚のみ）を登録します。登録後は決済完了までカード変更・解除はできません。MyJCBアカウントが必要です。
- 積立設定: 投信お客様サイトの「積立設定」ページへ。積立したい投資信託を選択し、積立方法を「クレジットカード」にして金額（100円単位）を入力。口座区分（一般・特定・NISA）を選択し、設定を完了します。設定締切は毎月10日、買付は翌月1日に自動で行われます。
- カード決済→ポイント付与: 毎月の積立額はJCBカードから自動引き落としされ、JCBカードに応じたOki Dokiポイントが付与（月10万円までが対象）されます。さらに、投信残高に応じた松井証券ポイントも付与され、ポイント二重取りが可能です。
口座開設から積立開始まで、最短1週間程度で完了できます。設定後は自動で資産形成が進みます。
利用時の注意点・よくある質問
サービス利用にあたっての注意点です。
- 対応カードはJCBオリジナルシリーズの個人カードのみ（法人・家族カード不可）、MyJCBアカウント必須。
- 登録できるカードは1枚のみで、登録後の変更・削除には制限期間があります。
- 設定締切は毎月10日で、買付は翌月1日です。10日を過ぎると翌々月からの適用となります。
- クレカ積立による買付手数料は無料ですが、ファンドごとに信託報酬がかかります。
- Oki Dokiポイントは積立金額に応じて月ごとに進呈（月10万円まで対象）。有効期限は付与月の2年後の月末までです。早めに松井証券ポイントに交換し、投資に活用するのが推奨されます。
よくある質問
- NISA口座：利用可能です（一般・特定・新NISAすべてに対応）。
- 決済失敗：その月の買付は実行されません。原因を確認し対応が必要です。
- カード変更：決済期間中（10日以降～翌月初）は変更できません。買付完了後に再設定が必要です。
- 積立停止：設定画面からいつでも可能です。
これらのルールや制限を事前に理解しておくことで、ストレスなく継続的な投資が可能になります。不明点は松井証券のFAQやカスタマーサポートに確認しましょう。
まとめと今後の展望
松井証券のクレカ積立は、2025年5月24日開始の新しいサービスで、JCBオリジナルシリーズの利用者に向けたものです。
Oki Dokiポイント最大1.0%還元があり、新NISAにも対応しています。毎月上限10万円まで、100円単位で設定でき、1,800本以上の投資信託から選択可能です。
キャンペーンを活用すれば最大7.0%相当の還元も狙えます。アプリ・Webで簡単設定すれば、買付は自動で継続され、手数料は原則無料、入金の手間も不要です。ポイント投資と長期運用の両立ができる点が大きな特長です。
還元率は他社と変わりませんが、キャンペーンや投信残高ポイントによる実質還元率、ポイントの使いやすさに魅力があります。特にJCBカードユーザーや、既に松井証券口座を持っている方には相性の良いサービスです。
今後は、カードブランドの拡充（VISA/Mastercardなど）、ポイントプログラムの強化、スマホアプリの機能強化、長期保有特典などの進化も期待されます。JCBカードで気軽に始められ、投資とポイントが両立できる優れたサービスであり、キャンペーンを活用できる今が始めるチャンスです。
※本ページはプロモーションが含まれています。
コメント