【3回目の分配金発表】SBI日本高配当株式ファンド(年4回決算型)

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『SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)』の3回目の分配金が確定しました。
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SBI日本高配当ファンド配当金

【SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)】の基本概要

本ファンドの基本情報は、以下のとおりです。

 基本情報
 ファンド名  SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
 購入時手数料  なし(ノーロード)
 信託報酬  0.099%(税込)
 信託財産留保額  なし
 ベンチマーク  なし
 為替ヘッジ  なし
 設定日  2023年12月12日
 決算  年4回(1月、4月、7月、10月)
 運用会社  SBIアセットマネジメント
 販売会社  SBI証券

特に目を引くのは信託報酬。年率0.099%とアクティブ運用ながらインデックスファンド並みです。100万円投資した場合の年間コストは僅か990円です。

分配金も年4回、投信信託のためETFと異なり100円単位で購入できます。

3回目の分配金も140円

今回が3回目の分配金ですが、前回と同じく10,000口当たり140円で確定しました。
以下プレスリリースより引用です。

10 月 10 日の決算日におきまして、10,000 口当た り 140 円の分配金(課税前)をお支払いすることになりました。これは 10 月 10 日現在の分配金落ち前 の基準価額 11,343 円に対して 4.94%に相当(年 4 回換算)します。2024 年 8 月上旬に日本の株式市場は 急落し、現在も回復途上という状況の中、第 3 回分配金として過去 2 回と同水準となる 140 円の分配金 (税引前)をお支払いするのは、本ファンドの設定来の運用実績が+16.10%となっていることから、収 益の一部を受益者の皆さまに還元するものです。なお、今回の分配金は本ファンドの受取配当金等の収 入の範囲内で支払われるもので、ファンドの元本および値上がり益(有価証券売買等損益)から支払わ れるものではありませんが、各受益者様のご購入時の基準価額の状況(個別元本が概ね 11,203 円※1以上 の受益者様)によっては一部または全部が特別分配金※1となる場合があることにはご留意ください。

10月10日決算日時点の基準価格に対して利回りは4.94%(年率換算)です。最終的には1年間(4回分)の配当金合計が確定するまでは利回りは確定しませんが高い利回りです。

信託報酬も低コスト(0.099%)なので、配当が欲しいけど個別株やETF投資は手間がかかり面倒だという人には向いていますね。

手間がかからず分配金が得られる点が人気なのか、純資産総額は10月31日時点で812億円まで増加しています。ただ、直近6ヶ月で100億程度の増加に留まっています。これは4月以降は日経平均の伸びが鈍化したこちに連動していますね。

基準価格推移2024年10月31日時点月次レポート(公式サイトより)

ただ、後述する特別分配金(タコ足)の可能性は残るため注視は必要です。

主な組入銘柄

10月末時点の主な組入銘柄は以下の通りです。

番号

銘柄名

証券コード

比率

配当利回り

1 ソフトバンク 9434 3.68% 4.46%
2 SANKYO 6417 3.62% 4.41%
3 日本たばこ産業 2914 3.46% 4.6%
4 西松建設 1820 3.3% 4.67%
5 長谷工コーポレーション 1808 3.19% 4.59%
6 武田薬品工業 4520 3.07% 4.08%
7 丸井グループ 9986 2.85% 4%
8 いすゞ自動車 7202 2.78% 4.96%
9 コスモエネルギーホールディングス 5021 2.75% 5.3%
10 野村不動産ホールディングス 3289 2.75% 4.87%
11 SBIホールディングス 8473 2.66% 5.13%
12 フジクラ 5803 2.64% 1.13%
13 シチズン時計 7762 2.54% 4.06%
14 三井住友フィナンシャルグループ 8316 2.41% 3.06%
15 NOK 7240 2.34% 4.54%
16 メイテックグループホールディングス 9744 2.33% 5.38%
17 積水ハウス 1928 2.03% 3.48%
18 MS&ADインシュアランスグループホールディングス 8725 2.03% 3.56%
19 商船三井 9104 2% 5.55%
20 トヨタ紡織 3116 1.92% 4.56%
21 三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 1.91% 2.79%
22 安藤・間 1419 1.89% 5.31%
23 UTグループ 2146 1.89% 3.8%
24 MIXI 2121 1.89% 3.09%
25 小松製作所 6301 1.73% 4.44%
26 日本製鉄 5401 1.72% 5.38%
27 みずほフィナンシャルグループ 8411 1.7% 5.4%
28 神戸製鋼所 5406 1.55% 5.42%
29 日本特殊陶業 5334 1.46% 3.92%
30 JFEホールディングス 5411 1.44% 5.41%

2024年10月31日時点月次レポート(公式サイトより)

当初30だった組入銘柄数が79に増え、比率もほぼ均一から変わりました。
月次レポートに「3月から機動的に買付を実施する」とある通り、積極的な入れ替えが行われています。
特にアステラス製薬は、3月に組入銘柄に追加されたものの、4月には売却されました。
また、高配当銘柄だけではなく、増配銘柄を組み入れた点も特徴です。
こういった個人投資家では難しい入れ替えを実施できるのは強みですね。

しかし、景気敏感株が大半を占めるため、景気が悪くなると配当が下がる可能性があります。
入れ替え銘柄には注視したほうが良さそうです。

また、目論見書を見る限り、「分配金の一部または全部が、実質的には元本の一部払戻しに相当する場合がある
との記載があり、特別分配金(いわゆるタコ足配当)となる可能性があります。

特別分配金

景気が悪い時は分配金を出さない選択肢もあると思いますが・・・

なお、本ファンドはアクティブファンドになるため、新NISAの積立投資枠では購入できませんが、成長投資枠では購入できます。

2024年11月時点では、SBI証券のみで購入可能です

ここ2,3年のSBIアセットマネジメントからのファンドは、SBI証券のみ取り扱うものが多いので、気になる方はSBI証券を開設することをお勧めします。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

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