2018年から始まった「つみたてNISA」、この制度により投資が身近になったように感じます。書店に並ぶ関連書籍も増えて、数年前には考えられなかった環境が整ってきました。
その「つみたてNISA」、名前の通り、年間最大40万円まで20年間積立可能で、ファンドの売却益が非課税になることもあり、選択するファンドが重要になります。
そこで、2019年4月からの3年間の利回りを調べてみました。ファンド選びの参考になればと思います。
つみたてNISA 3年利回りランキング
ファンド名 | 利回り (3年) |
信託報酬 | |
---|---|---|---|
1 位
|
三菱UFJ国際
|
23.36%
|
0.0968% |
2 位
|
大和
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23.24%
|
0.2475% |
3 位
|
フィデリティ
|
22.98%
|
1.639% |
4 位
|
Sストリート
|
22.98%
|
0.495% |
5 位
|
農中全共連
|
22.68%
|
0.495% |
6 位
|
楽天
|
22.49%
|
0.132% |
7 位
|
キャピタル
|
20.92%
|
1.078% |
8 位
|
三菱UFJ国際
|
20.47%
|
0.1023% |
9 位
|
ニッセイ
|
20.42%
|
0.1023% |
10 位
|
AM-One
|
20.40%
|
0.10989% |
トップ10上位はS&P500連動を目指すファンドが多い
1,2,4,5位をS&P500連動型インデックスファンドが占めました。S&P500連動型はハイテク比率が高いこともあり、この3年間の恩恵が大きかったと思います。
また、3位の「フィデリティ・米国優良株・ファンド」はアクティブファンドで、S&P500連動ファンドと比率は異なりますが、こちらもハイテク株が上位を占めます。
トップ10下位はMSCIコクサイ連動を目指すファンドが多い
6位以下では6位こそ米国株式ファンドですが、8~10位はMSCI連動型ファンドが占めました。
また、7位の「キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)」は組み入れ比率1位のテスラの存在が大きかったと思います。
このように、トップ10のファンドは米国株式ファンド、先進国株式ファンドでほぼ占め有られることになりました。
この3年間は米国が強かった
米国は積極財政により経済回復が早かったこともあり、S&P500指数は2020年で16%、2021年で27%上昇と強さを見せました。しかし2022年は年初来-13%と難しい局面を迎えています。今年は厳しいかもしれませんが、長い目で見ればS&P500一本でも問題ないと思います。
しかし、米国一本ではリスクが大きいと考えるのであれば、ランキング圏外ですが「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」という選択肢もあると思います。こちらは3年利回り18.34%とMSCIコクサイ連動インデックスより若干落ちる程度です。管理人も昨年途中からこのファンドの積立も開始しました。
※出典:MORNINGSTAR 投資信託情報より
管理人もつみたてNISA実施中
管理人も楽天証券でつみたてNISAを開設し、ランキング1位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の積立を実施しています。
つみたてNISAは楽天証券以外でも、SBI証券、マネックス証券等のネット証券でも開設可能です。
つみたてNISAは、一度設定すると、入金されていれば、自動的に投資信託の買い付けを実施してくれます。また、一部の証券会社では、紐づけ可能な銀行と連携させていれば、自動的に銀行から引き落としてくれます。
手間のかからない資産運用が可能で、金融庁も推進しています。
検討してみてはいかがでしょうか?
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