5年前にマネーフォワードを無料プランで使い始め、2年後から今年初めまで月額480円を支払うプレミアム会員でした。
いままで役に立ちましたが、どうしても気になる点がありマネーフォワードME自体を解約しました。
最近発表された無料会員の連携上限数の変更に関して、
プレミアム会員を検討されている方にの参考になれば幸いです。
サービス改定の背景
マネーフォワードMEの会員数は順調に伸び1,280万人に達しています。
しかし、有料であるプレミアム会員は全体のわずか3%(36.3万人)です。
そして、マネーフォワードの決算は、
第3四半期決算で、153億の売上に対して63億の赤字です。
昨年の同時期と比較すると、112億の売上で4億の赤字でした。
スタートアップ企業で、サービス展開期として投資を進めていますが、この1年間大きく赤字が増えました。
金融機関から口座情報を取得するにはAPI連携が必要ですが、提供元金融機関にコストを支払う必要があります。
無料会員数の増加でコスト負担が増えた、思うようにプレミアム会員に転換が進まなかったことが、無料会員のサービス連携数減少に繋がったのではないでしょうか
プレミアム会員になった理由は?メリット
マネーフォワードMEの有料プランであるプレミアム会員になると、
使える機能が増えますが、プレミアム会員に入会した理由は以下4つです。
金融機関連携サービスの上限がない
プレミアム会員になると連携口座に制限がないため、自分の利用する金融機関が対応していれば、いくつでも連携することができます。
それにより、自分の資産を一つのアプリで一括管理することがほぼ可能です。
1年より前のデータを見ることができる
プレミアム会員では、1年より前のデータを見ることができ、過去のデータと比較できます。
無料プランの場合は、1年より前の家計簿データを見ることができません。過去1年以内の家計簿データに限られてしまいます。
1日何度でもデータ連携の一括更新ができる
例えば、朝イチではお金が口座から引き落とされていない場合でも、朝9時に銀行から自動引き落としが実行され、銀行の残高が減っているケースがあります。
好きなタイミングで一括更新できるのは便利です。
振込手数料が無料サービスがある金融機関では、自分の口座同士のお金の移動は、ATMに行くより振込みした方が早く、その確認で一括更新させることがあります。
家計簿データをCSV出力できる
プレミアムサービスは家計簿データをCSV形式に出力できます。
家計簿というのは資産の状態を正確に把握するという目的がありますが、もう1つは集計した結果を解析して家計の改善に繋げるという目的があります。
CSV形式でダウンロードして自由にカスタマイズできるのは、非常にポイントが高いです。
マネーフォワードを解約する理由は?デメリット
プレミアム会員なのに、自社広告が表示される
これが解約理由のすべてです。
良いサービスを提供するマネーフォワードMEですが、起動時にプレミアム会員でも自社広告が表示される点は納得できませんでした。
有料会員になって広告非表示が適用されてても、自社サービスの広告は表示されるため
鬱陶しさがほとんど変わらない印象でした。
固定費の見直しで月額料金の支払いをなくす
月額480円(※App Storeを通じて利用料金を支払う場合)、家計をしっかり管理できるようになるまでは、決して高くない金額だと思います。
マネーフォワードの公式サイトから申し込むと月額500円ですが、
iPhoneユーザーなら、App Storeから支払うだけで20円安くなります。
年間にすると5,760円になります。
節約のために家計簿マネーフォワードを始めましたが、現在はマネーフォワードが不要になりました。
プレミアム会員費用を少し安く方法
マネーフォワードのプレミアム会員は、月額500円かかります。これを実質400円まで下げる方法になります。
まず、月額料金はiOS経由の場合、「480円」になります。
(Androidの方、ごめんなさい)
さらに年額プランにすると、年間「5,300円」になり、月額442円になります。
そして、Apple Gift Cardで支払います。なぜ、わざわざギフトカードにするのでしょうか。
それは、ギフトカードは楽天市場のお買い物マラソン等のセール中は、Apple Gift Card 認定店で実質1割引きぐらいで購入できるからです(楽天ポイントが10%程度付与される)。
付与された楽天ポイントは次回のApple Gift Card購入に使えますので、プレミアム会員を実質400円で利用可能です。
セールの際、少額のApple Gift Card購入しておくと良いでしょう
代替のサービスは?
どうしてもプレミアム会員枠を使いたくない場合は、他の類似サービスを使う方法があります。
お金のコンパス
お金のコンパスは、マネーフォワードと東海東京証券が共同で開発したアプリです。
金融機関連携数に制限なく、マネーフォワードとほぼ同じ機能がありますが、
iDeCoや確定拠出年金の連携が「年金」扱いとなる等異なる点もあります。
また、マネーフォワードに比べ、現金利用時等で手入力することが出来ない点が不足しています。
auPay「お金の管理」
au お金の管理は、au PAY アプリ内の機能の一つで、マネーフォワードとFinatextの協力のもと提供されています。
金融機関連携数に制限なく、2,400以上の銀行・クレジットカード・電子マネー・ポイント・通販サイトに対応する、金融機関の履歴や残高情報、それに証券会社で保有する国内株式、海外株式、投資信託、債券などを一覧で管理できる無料サービスです。
ポイントの有効期限も確認することが出来ます。
現状PayPay等一部QR決済、電子マネーが非対応です。
マネーフォワード for 住信SBIネット銀行
マネーフォワードには金融機関・特定サービス向けマネーフォワードがあり、「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」はそのうちの一つです。
同様のサービスとして
「マネーフォワード for JAバンク」
「マネーフォワード for 静岡銀行」
「マネーフォワード for 群馬銀行」
等が存在します。
こちらはサービス連携数は今のところ10件のまま変更ないようなので、当面の間こちらを使う方法もあります
(いずれマネーフォワードMEのように4件に変更される可能性があります)
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